2016年2月29日月曜日

エトガル・ケレット3篇掲載 『波』 3月号

 新潮社のPR誌『波』の3月号に、エトガル・ケレットのエッセイ3篇が掲載されております。「親愛を込めて(でもなく)」「息子のためのヒゲ」「パストラミ」の3篇です。短編小説の時と同じく、ユーモアに富んでいて、そして短く、なのに読んだあとに考えさせられる、ケレットならではの世界が楽しめます。


 続きは4月刊行の『あの素晴らしき7年』で。

2016年2月28日日曜日

第2回姫路城マラソン

 今シーズン最後のフルマラソン、かつ勝負レース。この日のために走ってきたと言っても過言ではない。2012年に1年レースを休んで以来なかなかそれ以前のペースに戻せずにいたのだが、今シーズンはフルこそ(当たらないから)一回しか走っていないが、ハーフや30Kで調整しつつなかなかに走りこめていた。満を持して、という感じでシーズン終盤の勝負レースに臨んだ。

 目標は段階式に
①歩かず完走(これはいけるわ。11月の福知山でも歩かへんかったもん)
②サブ4(これもいけるな。大阪30K、キロ5:30よりはやくいけたしそのペースでいけば4時間切る)
③PB3:41の更新(これはどうか?フル走ってる回数が少ないのが不安だが、この前のハーフでは1:40切ったし、早くなってるんちゃうの?)
④夢のサブ3.5(いやいやいやそれは無理。とかいいながらもしかして?)
という感じ。とりあえずはキロ5:30で最初の10キロ行って、そのあとは調子次第。イーブンでも3:50くらいやし、というプラン。

 5時起床。かやくごはん、野菜ジュース、おはぎ、ヨーグルト、バナナ。6時出発。三宮でJRが早くも遅れているがまあ大丈夫でしょ。
 西加奈子さんの『漁港の肉子ちゃん』を読みつつ行く。たはっ、おもろいわ。この人は小説の最初の方で読者のハートをぐっとつかむのがうまい。肉子ちゃんの漢字の話とか。読み続けていたいのでこのまま電車乗っときたいなあと思うが姫路着。

 すぐに着替えてバナナとアミノバイタルゼリー。整列直前にトイレ。あったかくなりそう。ロンTにウィンドブレーカーといういつもの格好だが、上いらんかもなあ、と思っているころにスタート!

 最初3キロほどはダンゴ。体調は・・・あんまよくない。体が重い。しかしスタート直後は体が重いくらいがいいと聞いたことがある。そのあとはだいたい5:30ペースで走れたのだが、なんだかずっとトイレに行きたい。いやいやスタート前に行ったし気のせいでしょ。でも行きたい。おかしい。途中トイレはあるのだがみな混んでいるので次まで我慢、それを何度か繰り返し9キロ地点でやはりトイレに。出た出た。なんで?

 そのあとは順調。10キロ過ぎたらペース上げることも考えていたが、そんなには上げず自然とキロ5:20から15くらいに。

 17キロくらいで背中が痛み出す。早いなあ。

 そのまま半分を越え30キロ地点くらいで4時間のペーサー集団に追いつく。ペーサーいるの知らなかったし、自分の前にいるとは思わなかった。狭い道で激混みなのだがその合間を「すいませーん」と縫って 華麗に前に出る。これで目に見えてサブ4だな、残り10キロくらいになったらさらにペースを上げちゃおうかしら、なんて思いつつ快調に走る。

 それが・・・34キロくらいからなんだか変。寒気がして太ももが痺れる感じ。あれ?なんかしんどいよ?ペースが落ちていく。キロ6:00近くまで落ちる。むむ、このままではさっきの4時間集団に抜かれる!と思ってすぐ、37キロくらいで抜かれた・・・。

 心が折れた。

 歩いてしまう。それはないと思っていたのに。もう走れない。

 しばらく歩いてはまた走り始めるのだが、足もさることながら、走ると吐き気がして戻しそうになる。内臓がやられているのか。

 ここからは沿道の応援の方の「あと少しがんばって!」に「いや、もうしんどい、やめる!」「あかん、がんばって!」 と笑顔でやり取りしつつ、走り出すたびに「オェッ!」となる。

 最後の1キロさえ途中歩いてなんとかゴール。

 NETで4時間7分。

 はぁ。サブ4もいけないまま今シーズン終了。

 風呂入って肉食うつもりだったがそんな元気も食欲もなく帰る。

 フルは大変やなあ。ハーフなら実際にその距離で練習できるけどフルは無理。そのうえ終わった後ボロボロ。

 果てた。

 肉子ちゃんやったら「田んぼが木に乗ってるのやから!」て言うんかな。

2016年2月11日木曜日

第45回いかるがの里・法隆寺マラソン

 関西に住んでいるのに奈良ってあんまり行かないな、奈良マラソンの時くらいやな、と思っていたところにこのレースの存在を知り、エントリー。タイミング的にも今シーズンの目標レース姫路城マラソンの2週間前でちょうどいい。

 1月のハーフが1時間45分。キロ5分で走った計算になる。今回はできればあと5分削りたい。となるとキロ4:40くらいなのだが、さすがにそのペースで20キロはしんどそう。キロ5分より遅くならないようにしてあと走ってみてから決める、というプランに決定。

 スタートが12時とゆっくりなので早起きの必要がないのが嬉しい。朝普通に起きて普通に朝食食べて9時前に出発。JR六甲道から大阪経由で法隆寺駅まで。清算に並んだりコンビニでおにぎり買ってたらバスが遅くなってしまって、会場到着はスタート40分ほど前。でも余裕な感じ。そこまで参加者が多くないようで着替えも荷物預けもさほど混んでない。

 レース前は11時くらいにおにぎり二つ、スタート前にアミノバイタルのゼリー。

 12時スタート。非常に天気が良く暑くなりそうだったので長袖Tシャツ一枚にしておく。スタート地点で並んでいるときもまったく寒くない。スタートして1キロほどはダンゴ。道が細くしかもジグザグに進んでいくので走りにくい。ただ、前の方だったのでみなさん速く、無理して抜いたりしなくてもOK。

 1キロ越えたら普通に走れる感じにばらける。ただしコースが全体になだらかな登りがだらーっと続いてはちょっとダウン、の繰り返しでなかなかペースがつかめない。たぶんペースを設定してたら無理して合わせようとしていただろうから、てきとーでよかった。

 5キロくらいからアップがなくなり走りやすくなってくる。だんだんペースも上がるし体も軽くなる。

 13キロくらいからはどんどん速くなる感じ。体力が切れる気がしない。ペースも4分40秒台から30秒台へ。

 そのままのペースで踏み続け、最後500メートルくらいはダッシュ。

 タイムは・・・

 ネットで1時間39分28秒!1時間40分を切れた!たぶん自己ベスト。

 ただ・・・ 手元のGPSで見るとどうも距離が短いんだよな・・・ 300メートルほど。

 ま、いっか!


ゴール地点。かなりコンパクト。すぐに完走証がもらえる。
 ゴール後はチップ外してもらってポカリもらって完走証もらってすぐに着替える。無料で豚汁のサービスがあるのだが、これがうんんまい!具だくさんかつ大盛りである。一昨日有馬温泉のバフェで食べた豚汁より断然うまかった。

ちくわも入ってた。
 せっかく来たのだからと法隆寺へ。とにかく天気がいいもんで気持ちいい。
南大門
五重塔
夢殿
 仏像とかお釈迦さまとか見て、そういえばこういう歴史的なもの、けっこう好きだったと思い出す。なかなかいっしょに行ける人がいないので来てなかったけど、たのしい。そして、ここは広ーい。時間がゆったり流れていいなあー。

 レースのあと映画に行く予定だったのが間に合わなかったけど、こっちでよかった。