2016年9月29日木曜日

エトガル・ケレットさんのエッセイまだあるよ。

4月にエトガル・ケレットさんの『あの素晴らしき7年』の翻訳を出しました。

本としてまとまっているのはこれだけですが、ケレットさんの英語で発表されたエッセイで、訳し終わっているけれど、まだ日本で活字になっていないものがいくつかあります。

各種媒体でご興味のある方、ご連絡をお待ちしております。コメント欄でお伝えください。

 彼のことばはできるだけ多くの日本の読者に伝えたいので。

2016年9月25日日曜日

バンドトモフ at 十三ファンダンゴ

 土曜なのに木曜授業の振替日で、週末の区切りがよくわからなくなるも、仕事モードの頭のまま、バンドトモフat十三ファンダンゴ。

 最近のよくあるパターンだが、初めての場所は事前にgoogle mapである程度見てなんとなくで行って、結局迷う。今回も迷った。十三の街は猥雑でいいね。会場着くと入場待ちの人人人。え!こんなに入るの?とビビる。晩メシを食べ損ねたまま入場&ビール。

 待ちに待った新譜の『SHAAAA!』は、歌詞が「思ったことをそのまま言ってる(だけ?)」感が強くて(たとえば「真夏」)、あと、「なくてもよかった日」とかネガティヴに振ってる曲も多く、なんとなくこれまでの良さや深みが感じられなかったのだけれど、ライブで聞くと楽しい。「真夏」のコーラスは3周目までガマンとか「このままでいたいなら」の掛け合いとか、オーディエンス参加を意識して作ってるのだな。


 「希望の星」ってスターの話で「僕の大好きなあのヒトがちゃんと幸せだったらいいな、ちゃんと裕福だったらいいな、幸せでいてもらわないと」って、そういう思いは確かに誰かを応援する人にはみんなあるんだろう。ぼくも好きな作家には幸せでいて欲しいと思うし、そしてトモフにも思うわけで、スターが幸せであって欲しいと願う歌を歌うトモフの幸せを客席のみんなが同じように願ってるんだろうと。

 なのでまだまだ「引越し」はしないでいただきたい。「いつでも引越しできるように荷物を減らそう」「手ぶらで生まれて来たんだから手ぶらにもどれるさ」、なんだけど、でもまだ引っ越さないでね。

 往年の名曲も色々あった。トモフのライブが面白いのは、その時々で、自分の状態で心に残る曲が違うってことだ。昨日は「オトナなので」が印象深かった。 「もう我慢してる余裕はないんだ。オトナなので」。そして「星ラップ」。「こんな年になってぼくは星を見る。神様よりお星様」。別に自分の年齢なんて気にしてないけどなんだか引っかかった。だから「歌う50歳50歳」で、最初これ聞いた時って「歌う36歳」だったはずで、トモフはつねにぼくを5歳先行するのだが、もう自分もそんな36歳なんかとっくにクリアしてるので感慨深い。
 

楽しい夜でした。もちろん「まめぞう」も含めて。