2014年2月17日月曜日

第21回泉州国際市民マラソン

 今シーズン2回目ではやくも最後のフルマラソン。
 それなりに20キロとか走っているので脚もできてると思うのだが、2月に入ってからは寒さと忙しさでものすごい肩・首のコリ、それが高じて緊張性頭痛まで引き起こし、整形外科、マッサージ、温泉と渡り歩いたので、あまり万全ではない。2月ってホントに寒くてイヤ。事前に30キロランをするつもりだったのも雪でできんかったし。
 
 朝6時20分起床。おにぎり3つ、オレンジジュースにヨーグルト、おはぎ1個。三宮まで出て阪神でなんばへ、そこからは南海電車で浜寺公園へ。
 やはり当日受け付けはいい。大阪とか奈良の時は前日に受け付け行くのがしんどかったもんな。

 今回は今シーズン最後なので4時間切っておきたいところなのだが、あまり自信がないのである。寒い時期のランニングで一番しんどいのは、ワタシの場合汗っかきなもんで寒かろうがすぐ発汗するのだが、しんどくなって歩いたり止まったりするとその汗が急速に冷えてさむーくなり体が冷えてしまうってしまうことである。飛ばしてバテて歩くことになったらいやだなー、ってことで、欲張らず4時間を目途に、最初キロ6分で数キロ行って、そこから5分40くらいでイーブンペースで行ければいいか、というプラン。ゆっくりでもとにかく止まらず走り続けるのが目標。

 10時30分スタート。
 スタート直後はダンゴになってなかなか進まないレースが多いのだが、このレースはそんなことなくてスタート直後からサクサク走れる。それでみんな速くて、気が付くとキロ5分とかになっているので自重する。そういえば記録が出やすいので勝負レースにする人が多いと聞いたような。スタートでしゃべった人も「3時間30は切りたいですねえ」と言っていた。うー、うらやましい。

 なかなか快調にのんびり走り最初の折り返し。折り返したあとはひたすらまっすぐである。幹線道路を封鎖して直線コースを作っているので走りやすい。けっこう天気が良くてあったかい。

 25キロを越えたあたりからなんだかしんどくなってくる。はやいなー。30キロまでは踏み続けると決める。

 30キロ到着。もうダメ。歩く。背筋が痛いのと、太もも、ふくらはぎが乳酸が出まくってコチコチなかんじ。道端でストレッチして伸ばしてみたりするもあまり効かず。この時点でちょうど3時間ほど。こっからが長かった。

 歩いてはちょっと走っての繰り返し。走りたいけど足がしんどい。だんだん風が冷たくなってきて体が冷えてくる。折り返して巨大な陸橋を渡るのだがそこがのぼりになっていて、これ見たとたん萎える。また歩く。歩いてるから全然進まない。

 陸橋の先まで行って折り返し37キロ。来たときとは逆に陸橋をまたのぼり、くだるのだが、今度は猛烈な向かい風。しかも風が冷たい。うーん、レース前に避けたいと思っていた事態が、いままさに起きているな。辛え。

 あとはもうただひたすら耐えて忍んで歩くのみ。最後1キロはがんばって走るぞー!と駆け出すも400メートルほどしかもたん。

 結果4時間42分。んあー。
 それでもやはりゴールすると嬉しいのがマラソンのいいところ。

 もうしんどいしおなかも空いていないので着替えてすぐ電車に乗って帰る。

 
 もうちょっと走れると思っていたのだがそうでもないということが判明。結局は42キロ走るだけの脚力がないのだな。ではどうすればその脚力がつくのかというと、これは普段から40キロとか走るしかないのではないか、という気がしてくる。

 思い起こしてみれば今までのレースでも後半歩いたことはなかなか多く、シーズン最初のレースはたいてい歩いているような気がする。逆に歩かずにうまくいったレースは、そのシーズンにすでに何回かフルを走ったあとのレースだ。2年前は神戸、大阪で歩いて、奈良でサブ4、篠山で自己ベストだった。だから、レースで42キロ走ったり(歩いたり?)するのが練習になって、それを何回か繰り返してようやく脚ができると、そういう仕組みではないか?

 でも普段の練習で40キロ走るのはなかなか大変。やはりレースを練習にして、こういう辛い思いを繰り返すしかないのであろうか。ああ。

 

2014年2月11日火曜日

『新潮』3月号



『新潮』3月号でエトガル・ケレットの「父の足あと」というエッセイを訳しました。ケレットについてはこちら


短編集『突然、ノックの音が』も母袋夏生さんの訳で、近日中に新潮社から出版の予定。こちらもたのしみ。間違いなくおもしろいです。