2016年1月31日日曜日

たつの市梅と潮の香マラソン

 気付いたときにはすでにハーフは定員に達し、10キロしか出られないのだが、それでも参加することにしたのはやはり牡蠣である。パッと走って赤穂に行ってまた「かましま」で牡蠣をたらふく食べよう。なかなか播州に来る機会はないからな。ということで10キロにエントリー。スタートは9時半。

 朝5時起床。おにぎりとオレンジジュース。5時40分くらいに出発。6時22分六甲道発の電車。

 内田百閒先生の『ノラや』を読む。飼い猫のノラが出て行ったっきり戻ってこない。心配やらさみしいやらで百閒先生泣いてばかりいる。これが尋常じゃないくらい泣く。「涙が止まらない」という表現が100回以上出てくる。こちらも心配になる。

 網干駅からはバス。けっこう渋滞している。車での参加者も多いのだな。
 荷物は体育館、貴重品預かりはあるがケータイ、PCは預けられないというのでカバンに入れたまま。ちょっと不安。

 9時半スタート。

 ハーフではキロ5分で走れたので10キロならもっと速くてもいけるはず。キロ4分30くらいかなーと思いながらの走り出し。しかしいきなりそんなペースで走れるわけもなくダルダル。必死にスピードを出すも1キロくらいからの上り坂でまた減速。けっこうアップダウンもあるコースである。キツイ。

 まあ、キロ5分を超えないように、という設定で走り続ける。5キロで折り返し。8キロくらいからようや足が軽くなってきてペースが上がる。4分40くらい。最後1キロは4:23だった。タイムは48分1秒。平均するとキロ4:50くらいのペースだった計算。あんまり速くないな。

 とっとと着替えて新舞子ホテルの風呂へ。まだ開いてない。11時からとのこと。お風呂はサイコ-。見晴らしはいいし露天風呂もジャクージもあるし。ゆっくりつかって会場戻って豚汁食べて、帰りのバスへ。12時過ぎに出発。ところがこれがものすごい渋滞。JR網干まで1時間以上かかる。このあたりは電車が1時間に2本しかない。1時14分に遅れ、44分を待つ。

 播州赤穂に着いて「かましま」へ。頭の中は牡蠣のみである。小走りで急ぐ。ラストオーダーは3時半である。まだ大丈夫だ。

 店の前には10人くらいの人々。待ってはる。そーかー待たなあかんかーと思って名前を記入しようとしたら。「本日は終了しました」の文字が。えー!牡蠣食べるために来たのに・・・ホテルの「牡蠣フライ定食」を振り切って来たのに・・・

 しゃあないので駅に戻る。ラーメン屋で「牡蠣のからあげ」とラーメンを食べる。うまかった。塩味のあっさりスープがとてもうまかった。でも、食べたかったのは、生牡蠣に牡蠣フライに牡蠣おこなのだ。悔しい。

かきのからあげ。はい、うまかったですよ。でも・・・

塩らーめん。これだってそうとううまかったですよ。でも・・・

2016年1月16日土曜日

大阪30K冬大会

 30キロのレース(というよりはむしろ練習会的な)。5時起床(させられる)。おにぎり一個、菓子パン2個、アミノバリュー、よもぎもち2個。阪急で南方へ。寝過ごしそうになるわ、十三で乗り換え間違えて淡路まで行ってしまうわでなかなかぼんやりな朝である。

 フルマラソンに備えるためには30キロとか長距離を走っておく必要があるのだが、長距離を一人で走るのはなかなかしんどい。飽きるし、ペースも落ちてどうしてもLSD的になってしまう。このレースはそういうランナーの要望に応えて、みんなでそれぞれの目標レースに備えて30キロを走ろうというもの。

 1キロのペースごとに細かくペースメーカーがつき、スタートも早いペースの集団から2分おきに出走で、普段のレースみたいなぐじゃぐじゃがない。主催がRunnetをやっているアールビーズという会社で、さすがランナーの要望がよく分かったランナー目線の設定が嬉しい。たとえば距離は1キロごとに正確に掲示してあるし、コースも(5キロ行って折り返し5キロ+そのまま2.5キロ行って折り返し2.5キロ)×2ラウンド、ととてもわかりやすくレースプランを立てやすい設計になっている。協賛のアミノバイタルがレース前と20キロで提供され、ほかにも無料のおにぎりやカステラなどのフードもあり、下手すりゃ朝食べてこなくてもなんとかできるのではないかというくらい充実。

にぎやかな会場

 ターゲットのレースが2月末の姫路城で、ここではぜひ4時間切っておきたいので、キロ5分30秒のペースで申し込んだ。先週のハーフでキロ5分で21キロ走れたので、まあ妥当な感じではなかろうか。

 9時半から順次スタート。キロ4分台のエリートランナーたちから始まって、数分後にキロ5分30グループ、出発。

 走り出してすぐ、体が重い。キロ5分30ってこんな速かったっけ?無理無理!みたいなかんじであったが1キロほど行けば呼吸も落ち着き、まあなんとかなるか、ってな調子。ただ、こういうレースって初めてだったのだが、ペースメーカーがついてみんなそのペースを目標にしていると、当然のことながらペースメーカーの後ろがものすごいダンゴ状態になってしまうのだ。みんなペースメーカーを見失いたくない、置いて行かれるのが怖いからそばにいたい、でも人数が多いからそんなスペースはない。結果ペースメーカーの後の集団内でぶつかったり無駄な抜きつ抜かれつになったりする。これは無駄に疲れるわ、と思って、ペースメーカーの前に出る。で、キロ5:30よりちょっとだけ速めに走る。すいているし気持ちいい。快調に5キロ折り返し。

 天気も良くどんどん体が軽くなっていく。給水はマメに。さらに5キロ行って、そのあと2.5キロ、折り返しを戻って半分の15キロ。

 これはたぶんイーブンペースじゃなくてもいけるな、と思いキロ5:15に上げる。順調。20キロまで来てさらにキロ5分まで上げる。

 ホントは25キロ以降さらにあげて4:45とかで走ってみたかったのだが無理であった。21キロくらいからヘタってキロ5分も厳しくなり、5:15くらいまで落ちる。とはいえそのまま粘って、結果2時間37分台。当初の予定より7分ほど早かったので、上出来である。ゴールしたとたん足がものすごいハリだったが。

 マッサージのサービスを受けて、姿勢の改善アドバイスをしてもらい、昼めしへ。ネットで調べていたステーキ屋へ。


 でかいリブ肉を食うつもりであったが、次のレースへのダイエット意識が芽生え、250gにしライスには手を付けず。

 食後は風呂に入りたいと十三まで歩いて銭湯を探す。一軒あったが営業時間にはまだ早かった。結局王子公園まで行って、灘温泉へ。やはりここがベストやな。

 マラソン大会の参加賞はなかなか着にくいTシャツが多いが、たぶん今回のはなかでもすごい。

たぶん着ることはない






2016年1月10日日曜日

第42回武庫川新春ロードレース大会

 2016年初のレース。ハーフだから補給食の準備もいらないしス、タート12時だからのんびりでええなあ、とゆったりしていたところ寝坊して起きたら9時半。30分で準備して出発。JR甲子園口から歩いてすぐである。 
会場はけっこう人出が多い
  11月の福知山以降走りこんでいるので走力はついているはず、ということでキロ5:00で最後までというプラン。1時間45分くらいが目標。普段使っているGarminのGPSにはVo2Maxという機能があって、これを見れば普段の走りをもとにどれくらいのタイムが出せるか理論値を出してくれるのだ。という便利な機能があったことを昨日思い出し、はじめて見てみたところハーフなら1時間35分、フルなら3時間19分となっている。いやいや、そんなの無理ですよ。これってHRモニターの数値に基づいているのだろうからおそらく心肺機能的にはそこまでいけるってことなのだろうが、そこまでのスピードに耐えられる足があるかどうかは別の問題。

 12時10分スタート。走り出してすぐ足が重い。しんどい。一昨日25キロ走った疲れがまだあるか。まあ行けるところまでキロ5分のペースで粘ろう、ということでがんばる。
 レースが終わったらどうしよっか?三宮まで行って餃子とビールか?それとも灘で降りて灘温泉か?しかしそれではおなかがすくし灘温泉の近くにうまい餃子屋はないか。いや、そもそも餃子でなくてもいいではないか。中華屋とかあるぞ。と思っているうちに5キロ折り返し。ペースはキープできている。

 しかしなんでこのあたりには銭湯がないのだろう。やはり風呂に入ってすっきりしてからビールと行きたいものだ。あ、でも駅前になんか串カツやみたいなのあったな。でも、おいしくなかったら餃子に行かなかったことを後悔しそうやな、どうしよ?と思っていたら10キロ。49分。うん、いいかんじだ。

 ここから500メートル行ってまた折り返して、さっきと同じ5キロずつの往復をすればゴールである。なんとかなりそうだな。

 やはり餃子か。でも六甲道で降りて食べるという手もあるな。あそこの中華そばでもいいな。カレーもあるな。魚の立ち飲みもあるな。でもやはり風呂がないなあ。と思ってたら15キロ。順調。

 このあたりからちょっときつくなる。気を抜くとペースが落ちる。意識的に足に力を入れる。そうなんだよなあ、体重が重いからしんどいんだよなあ、先月は月走200キロいったから単純なカロリ計算でも2キロは体重が減っているはずなのに、変わってないのはなぜか?なぜか?っていうかその分飲んで食べているから、って答えはわかっているんだけどなあ、やせときゃ今苦しくないのに。なんて思っているうちにあと1キロ。ホントは最後の3キロくらいでペースを上げてみたかったのだが無理で、最後ほんの500メートルほどだけ上げてみる。

 無事ゴールし、タイムは1時間45分50秒。プラン通りという意味では満点。でも、あと5分は削れる気がする。

 2月にはもう一回ハーフがあるのでそれまでに体重を3キロ落とし、あとちゃんと柔軟をしよう。なんだか最近体がすごい硬くて、たぶんその可動域の狭さも改善の余地がある気がする。

 すぐに着替えて、結局三宮へ。風呂はあきらめて餃子である。高架下のひょうたんが並んでて、赤萬に行ったらこれまた並んでて、やっぱりハンバーガー食べよっかなとS.B.Dinerを見に行くがこちらも行列。もう3時近いのにあんたら何ご飯や!

 赤萬戻って並ぶ。すぐ空く。3人前とビール。


 ひょうたんのみそは赤いけどこっちは白やね。おみやげにさらに2人前。でも1人前290円だから全部合わせても2000円しない。感謝。こんなおいしいものがこんなに安く食べられるなんて。なんて素敵なことでしょう。ああ、うまいなあ。

 うちに帰って風呂入る。

 次は今週土曜日の大阪30Kである。フルの練習用のレースで、レースペースで長い距離を踏むのにちょうどよい。今シーズンの目標は2月末の姫路城フルで4時間切っとくことなので、キロ5:30で臨む予定。