2014年10月28日火曜日

第4回大阪マラソン

 やはりマラソンを走り続けるためにはそれなりの距離をそれなりの頻度で走ることが必要なのだが、ここ最近はなんとなく忙しいのかモチベーションが低下しているのか、まったく走っていないわけではないけどそこまでがんばって距離を踏んでいるわけでもない状況。がんばって走っていた3年前は、夏のあいだに距離を稼ぎ、少しでもいい記録を残すために多少の減量もしていたものであるが、今年は夏もあまり走らず体重も増加するに任せたまま。春に応募したレースのなかこの大阪だけは当たったが、なんとなく気合が入らず、レース一週間前になっても「あれ?週末なんか用事あったっけ?」って感じなのであった。
  とはいえいきなりのレースは怖いので9月に30キロのレースに出て、10日前には途中歩きつつ30キロランを一本。強行ながらなんとか体を慣らす。
 前日土曜が京都まで行く用事があったため、金曜に受付に行く。行って初めて思い出したが、インテックスは遠い。そして受付のあとのエキスポでは暑い中長い距離を歩かされる。金曜に行って正解。
 
 朝5時起床。おにぎり2個、パン、ジュース。6時半出発。これまたいつも忘れてしまうのだが、週末のこの時間はまだバスが走っていない。あちゃーと思いつつ駅まで15分ほど歩く。時間を読み間違えて、8時終了の手荷物受付に間に合わないかも?と焦るが、環状線乗ったらまだまだランナーたくさんいてホッとする。
 早速ちゃちゃっと着替えて荷物預け。このあとがまた問題で、すっかり忘れていたが、大阪はスタートまで30分ほどの距離を歩かされるのであった。この足をレースに温存できれば、とみな思っていることであろう。経口補水液を飲みつつぶらぶら。そしてスタートブロックに入る前のトイレの長蛇の列。一目見てあきらめる。スタートしてから入ったほうが早い。
 スタートはCブロック。けっこう前だ。しかし、今年のワタシは記録狙えるかんじではないので、もっと後ろでもよかった、なんて言うと贅沢か。

 9時スタート。スタートまで3分ほどか。走り始めてすぐにふくらはぎに張りを感じる。足が重く、全身がだるい。体が「いやだ、走りたくない」と言っているかのようだ。「まあワタシも走りたいんだか走りたくないんだかわからないんだけどねえ」と思いつつ出発。1キロで早速トイレに。
 今回は自分の走力が記録を狙える状態ではないとわかっている。制限時間は7時間なので完走できないことはないだろうが、先月の30Kで15キロで歩いてしまったので、とりあえず目標は「できるだけ遠くまで歩かずに行く」ことに。キロ6分くらいで走る。まわりのランナーにどんどん抜かれるに任す。キロ6分でも遅い気がしないのはやはり練習不足で走るスピードが落ちているのだろうか。
 しばらく体は重いまま。どこまで行けるもんかわからんなー、心配心配、ってかんじで10キロ。12キロの折り返しすぎからやっと体が軽くなる。「しゃあないなあ、がんばったろか、ちょっとだけやでぇ」と体くんが起きてくれた感。
 ここからはわりと快調で気がつくと20キロ。10キロで食べ忘れてた井村屋スポーツようかん投入。この前の30Kレースのときより長く走れた、と思ったらホッとする。最悪このあとずっと歩いてもええか、あとは行けるとこまで行こう。沿道の応援が温かく「ありがとー」と言いながら時にハイタッチなどして進んでいく。
 快調快調。30キロも到達。この時点で3時間ちょい。
 けっこういけるなあ。30キロまでいけるとは思ってなかったなあ、次は35キロが目標、と思っていたら32キロ地点の給食で止まってアイスキュウリやらおいなりさんやらパイナップルやら食べてたら、あ、足痛い。あ、走れん。ここで歩いてしまう。
 この日は10月末だというのに気温が高く日差しも強く、給水に毎回寄りそのたびにゴクゴク飲んでいたがそれでも足らんくらいで、熱中症なのか気がつけば周りのランナーで倒れている人がたくさんいた。正面から日差しを受けながら歩いてはちょっと駆け、また歩く。
 35キロ地点で個人エイドでコーラを出してくれていた人がいたのだが、このコーラがうまかった!給水は水かアクエリアスだったのだが、アクエリアスばっかり飲んでもういやになっていたところにコカコーラ。甘くてシュワッとして、こんなうまいコーラははじめてだ!
 で、コーラ飲んだら元気になって、小さなストライドながらまた走り始める。橋のところでは応援の方がいっぱいいて、上りでも気にならない。このあたりから、普段の潰れたレースよりけっこう粘れた気がする。
 4時間30分のペースランナーにも抜かれたが、グロスで40分切ることを目標に走る。しんどくて止まりたいけど止まらない。
 粘って無事ゴール。結局グロスで4時間39分、ネットで36分であった。

 ゴール後またアクエリアスが配られるが、もうイヤ、こんなん飲みたくない、売店に直行して「コーラ、一番冷えてるのちょうだい!」。よく冷えたコーラはやはりうまかった。

 水分ばかりとって胃が弱ったのか食欲がまったくない。鶴橋行って焼肉でも食おうと思っていたのだが、やめて帰る。うちで晩飯食べて9時に寝た。

 大阪マラソンは応援が楽しい。励みになる。このレース、ニックネームのゼッケンをつけることができて、そうすると沿道の人がニックネームで呼んで応援してくれる。これ、いいなあと思った。次当たったらぜひやってみたい。

 4時間36分はこれまでのレースと比べても決していいタイムではないのだけれど、今回のレースは自分なりにかなり頑張れた感がある。今の体力、走力なりにうまく走れた。オッサンにはマラソン以外にも仕事とか生活とかいろいろあるので、常にベストパフォーマンスを狙える状態にあるわけではない。それでもそのときどきの力に応じてがんばる、これもマラソンの楽しみかもしれない。

 とはいえ、レース終わったらまたちょっと欲が出てきた。走りこんで自己ベストを目指すか?けど、神戸も福知山も奈良も姫路もダメだったのでレースの予定がない。とりあえずがんばって篠山にエントリーしよう。

2014年10月11日土曜日

甲南英文学会設立30周年記念特別講演会

11月1日(土)に甲南大学甲友会館にて特別講演会を開催します。
講師は慶應義塾大学法学部教授の大和田俊之先生。『アメリカ音楽史』でサントリー学芸賞を受賞された俊英です!
演題は「音楽の「黒さ」とは何か-ジャズ、ヒップホップ、そしてアメリカ音楽と人種」で、アメリカに文化に関心のある方にも音楽全般に興味のある方にも楽しめるお話です!講演にあわせてジャズ・セッションもあります。
入場無料、時間は15時から、どなたでも参加可能ですので、近隣の方、関心のある方、ぜひご参加ください!また、お知り合いで関心のありそうな方にもおすすめいただければ助かります。
とくに秋元ゼミ卒業生、英文科卒業生、甲南大学卒業生の方!ぜひご参加ください。

詳細は下のポスターをポチッと、または 学会HP http://www.konan-u.ac.jp/hp/els/Flier20141010.pdf をご参照ください。