2019年8月10日土曜日

ジョージ・オーウェル『あなたと原爆』

拙訳のジョージ・オーウェル評論集『あなたと原爆』(光文社古典新訳文庫)が出ました。ファクトとフェイクの問題、ナショナリズムとパトリオティズムの問題、科学と人文学、スポーツとナショナリズム、ヘイトの問題等々、現代に射程を伸ばしたオーウェルの思想を集めたアンソロジーです。読んでくださって目が開く方がたくさんいたらいいな、って思ってます。

2019年6月10日月曜日

エトガル・ケレット &シーラ・ゲフェン 来日特設サイト

特設サイトの運営ともろもろ準備で忙しく、こっちのブログがお留守になっておりました。2019年の10月にケレット さん夫妻が来日します。イベントに出版に映画祭にと盛りだくさんの内容を準備中です。詳しくはこちらの特設サイトをみてください。

http://etgar-shira-jp.strikingly.com/



2018年11月24日土曜日

作家は「良いウソ」で闘う

ケレットさんの翻訳を介してつながった「未翻訳ブックレビュー」さん、11.17にも東京から来てくださいました。読み応えたっぷりの映画評です!「作家は「良いウソ」で闘う」。まさしく!http://kaseinoji.hatenablog.com/entry/keret-documentary?fbclid=IwAR27saVW9MDev8syFSKd9OCep-olUnle3XDiS8jNB6_doU6bgf3uA5ef1FU

2018年11月20日火曜日

文芸イベント『今、この世界で、物語を語ることの意味』・・・そして国際エミー賞!

去る11.7(土)に甲南大学で開催した上記イベント、たくさんの方にご来場いただきましてありがとうございました!
みなさまの熱のこもったアンケートを読ませていただき、新たなる企画を練ろうとすでに画策しております。

温さん、福永さん、木村さんのシンポジウム、お三方の個性と曲げられない信念が表出してとても刺激的でした。考えてみればそれぞれ個人のご講演なんかはあっても、こうして3人の作家が一堂に会してひとつのテーマについてお話をされるイベントというのはなかなかなく、とても貴重なお話を聞かせていただくことができ、この場に参加してくださったお三方に感謝申し上げます。

できればお三方のことばはいずれ正確な形でどこかで発表できればと思います。

そして第一部で上映したステファン・カース監督『エトガル・ケレットーホントの話』、なんと本日入ってきたニュース、国際エミー賞の芸術部門を受賞しました!

会場でも大好評でしたが、これは日本でも上映なり放送なり、しなくてはいけません!

楽しみにお待ちください!




2018年11月9日金曜日

『新潮』12月号 「犬とエスキモー ー エトガル・ケレット 、日本からの視察団と語る」

『新潮』12月号に、拙訳・構成で「犬とエスキモー  エトガル・ケレット 、日本からの視察団と語る」が掲載されております。2月にイスラエルに行った時のミーティング音声を起こして訳してギュギュッと縮めたものです。



この号には『新潮45』問題に関する小特集もあって、ヘイトの根っこにある恐怖を犬の喩えで語るケレット  さんの言葉には、この特集とつながる部分も大きいと思います。

タイトルの「犬とエスキモー」は最初から決めていて、気に入っています。怯えて吠えたり噛み付く犬にならぬよう、恐怖心につけ込む政治に操られぬように賢く平穏に生きたいものです。


担当してくれたKさんはイスラエルでもご一緒したのですが、彼女のエンピツで自分の訳文の無駄な表現が、庭師に枝葉を切られる木のようにスッキリしていきました。感謝です。

末尾には11.17のイベントの告知まで入れてくれてます。これまた感謝です。

エトガルの聡明さと、あと、変わらぬおもしろおじさん力が発揮されております。この記事だけでなく他の作品も充実した号だと思いますので、ぜひお買い求めを。

2018年10月26日金曜日

甲南大学プレミア・プロジェクト「今、この世界で、物語を語ることの意味」

11.17(土)に甲南大学で開催される文芸イベント「今、この世界で、物語を語ることの意味」が近づいてまいりました。イスラエルの作家エトガル・ケレットについてのハイブリッド・ドキュメンタリー映画の上映と、温又柔・福永信・木村友祐の3人の日本文学の最前線を走る作家のシンポジウムの豪華二本立てです。

事前申し込み優先制なのでぜひ大学サイトhttp://www.konan-u.ac.jp/news/archives/21528 からご登録を!

今日は、学内で協力してくださっている書籍部の写真を紹介します。この棚、イベントのためのフェアを組んでくれています。温さん・福永さん・木村さんの作品が勢揃い。ケレットさんの作品も(絵本まで!)置いてくれてます。こんな素敵な書籍部がある大学でよかった!って思ってます。

お近くの方、学外の方でも入れますから、ぜひ見に行ってみてください。

2018年9月21日金曜日

『ドルと紙幣のアメリカ文学』

ようやく初の単著を出すことができました。ここ十数年に渡って書きためてきた論文をまとめたものです。



紙幣と書物は似ている、という発想を起点に、アメリカの貨幣制度の変遷や、紙幣デザイン、発行主体の移り変わりと、同時代の小説における想像力にパラレルな関係を見出そうとするものです。
研究書としてはいささか毛色の変わった本かと思いますが、研究者の世界の外の読者にもある程度楽しんでもらえることを念頭に置いて書きました。
面白がってくれる読者のもとに届いてくれれば言うことないです。

すでに送り出したので、あとは
「いい旅になるといいね」
と言ってあげるだけだな。