同業の友人に誘ってもらってKAVCにてナショナルシアターの『欲望という名の電車』を見る。
お芝居を撮影した映画なのだが、非常に臨場感があってよかった。young
vicというこの劇場は様々な設定が可能だそうで、今回は観客席は円形で、中央の舞台はあのアパートの部屋が壁なしのむき出しで設置され、でもドアや階段もあり、役者たちはいろんな角度から見られることになる。そしてその舞台が回る。
ブランチのカン高い声と舞台上でどんどん老けて行く様子が印象的。本で読むよりもその狂気がかんじられた。
舞台が休憩に入ると、その休憩中の劇場の様子がスクリーンに映し出される。面白い。こっちも劇場にいる感じになる。
最後に精神病院に連れて行かれるブランチは、このセットから下に降りて、セットの周りをゆっくりと歩く。目線はあちこちに彷徨うが、この時初めて観客は彼女と視線が合うことになり、きっとドキッとするのだろう。
3時間以上あるけど全く退屈しない。おススメ。
https://www.kavc.or.jp/cinema/2871/
2018年8月21日火曜日
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