2018年9月17日月曜日

文芸イベント「今、この世界で、物語を語ることの意味」at 甲南大学 ~『エトガル・ケレットーホントの話』上映会&温又柔、福永信、木村友祐シンポジウム

来たる11月17日に神戸市東灘区の甲南大学で、文芸イベント「今、この世界で、物語を語ることの意味」を開催いたします。

豪華2本立てで入場無料(事前申し込み優先制)です(事前申し込み登録サイトへのリンクはこちら)。

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第一部はイスラエルの作家エトガル・ケレットその人と彼の作品を巡るハイブリッド・ドキュメンタリー映画『エトガル・ケレット―ホントの話(Etgar Keret: Based on a True Story) (ステファン・カース監督 2017)の上映会。日本語字幕付きで、日本初公開!これを逃したらたぶんしばらく日本では見られません。

不思議なストーリーを生み出すおもしろ深いおじさんエトガル・ケレットのファンの方はもちろん、ファンじゃなくてもこの映画を観たらケレットさんに会いたくなること確実です。本人主演で実写とアニメーションを織り交ぜたとてもよくできた映画です。ぜひ見に来てください。

第二部は作家の温又柔さん、福永信さん、木村友祐さんをお招きしたシンポジウム「今、この世界で、物語を語る意味」です。

ケレットさんからも短いビデオ・メッセージをもらい、そこを出発点として、いまの日本の文学を代表する3名の作家に、小説を紡ぎ発表することの意味についてお話していただきます。「今、この世界」の含意としては「文学が読まれなくなっている」今、この世界でもありますし、「他者への不寛容さが世界的に広がりつつある」今、この世界でもあります。

「台湾生まれ、日本語育ち」で、国や文化や言語の境界の暴力性への違和感を表明する温さん、震災やホームレスといった今の日本社会が「なかったことにしようとしている」現実を鋭くえぐって読者につきつける木村さん、そして実験的、遊戯的な手法で日本文学の最前線で軽やかに遊び続ける福永さん。こんなメンツが3人も揃うなんて、これまた豪華です。どんなお話になるのやら、楽しみです。

ぜひ、ご参加ください。





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