『新潮』12月号に、拙訳・構成で「犬とエスキモー エトガル・ケレット 、日本からの視察団と語る」が掲載されております。2月にイスラエルに行った時のミーティング音声を起こして訳してギュギュッと縮めたものです。
この号には『新潮45』問題に関する小特集もあって、ヘイトの根っこにある恐怖を犬の喩えで語るケレット さんの言葉には、この特集とつながる部分も大きいと思います。
タイトルの「犬とエスキモー」は最初から決めていて、気に入っています。怯えて吠えたり噛み付く犬にならぬよう、恐怖心につけ込む政治に操られぬように賢く平穏に生きたいものです。
担当してくれたKさんはイスラエルでもご一緒したのですが、彼女のエンピツで自分の訳文の無駄な表現が、庭師に枝葉を切られる木のようにスッキリしていきました。感謝です。
末尾には11.17のイベントの告知まで入れてくれてます。これまた感謝です。
エトガルの聡明さと、あと、変わらぬおもしろおじさん力が発揮されております。この記事だけでなく他の作品も充実した号だと思いますので、ぜひお買い求めを。
2018年11月9日金曜日
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