京都近代美術館へ行ってきた。紙幣を使ったアートの展示があるというので関心を持ったのだが、赤瀬川源平の千円札とか森村泰昌の作品はまえにもどこかで見たもので、J.S.G.Boggsのような衝撃的な作品はなかった。ああやって紙幣をモチーフにした作品を複数並べると発想の奇抜さではなくその類似に目が行ってしまう。
ほかの展示も多数あるのでひととおり見るが、昔なら面白いと思ったであろう現代美術にもなんだか抵抗を感じる。「アイディアと思い付きだけ」なかんじでしんどかった。表現する必然性が希薄というか、自己満足が透けて見えるというか。逆に思わず声が漏れてしまうような「きれいな絵」が見たいという素朴な欲求を感じた。
しかし京都はあちこちで桜が咲いていてきれいだったなあ。
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